おいしいお米の見分け方

(まず筆者は、ササニシキとひとめぼれの生誕地である宮城県古川の農事試験場のたんぼのとなりが母校であり、うまい米の見分け方には自信があります)

お米は生き物です。鮮度が実は、生ものよりも旨味を左右します。おいしいお米で日々、お腹を満たしたいですよね。出回らないけど一番おいしいお米がありますし、玄米買いのが賢い米の保 管法だったり、白米買うからおいしいとこ教えてというあなたの『お口』に今日はこたえてみたいと思います。

さて、おいしいお米の見分けかた、わかりますか。

ブランド米を買えばいい→違います。
高いお米を買えばいい→違います。
産地にこだわれば いい→違います。

などなど、みなさん案外わからないんですよね。ブランド米や高い米でも研ぎかたや炊き方でもういぎなりまずいごはんになります。産地も同じことです。その産地であっても、地元の人が『10 0円もらっても、あそこの米は食べない』っていうのも栽培されているのです。主に水はけの悪い沼地の田んぼでできた米はどうにもこうにもできません。

出回ってないけど、実は一番おいしいお米

基本一番おいしい米は、農薬などを限りなく使わない(無農薬といっても農薬使う田んぼがとなりの敷地にあったとしたらアウト。また農薬 の空中散布もあるので、限りなく使わないという意味で)田んぼで手間ひまかけて作られ、稲刈りの後天日干しされたものが一番おいしいです。ですが、 これらは作った農家の人が、自分の家用に食べるものであり、あまり流通はしていないので、こういう農家の人に知り合うことが肝心です。1年通 して食べられなくても、年内の分だけはわけてもらえるからです。

玄米購入はいかがですか

次に。玄米が見られる購入の方法であれば、玄米自体が大きい粒のを選んでください。玄米は精米されてさらに小さくなりますから、それでも大き い米粒になるのが美味しいお米です。まあまあ米の粒が小さくっても、炊き方一つでおいしくなるのであまり心配は無用ですが。

でも、やっぱり白米購入になるんですよね

白米でしか購入できない場合が多いと思うので、ビニール袋から見ると微妙なのですが、ツヤや光沢のある白米を選んでください。米そのものに、 水分がいきわたってるからツヤツヤとしてきれいなのです。とにかく、きれいだなと思える白米を購入すれば大丈夫です。米には果物のようにワックスはかかってないので、米そのものの美しさです。さわれるならば、さらさらとした手触りのものがいいでしょう。

また、スーパーで購入することも多いと思いますが、街のお米屋さんで購入というのもおススメのポイントです。米自体の形態が見られるからです。 また価格帯も多様にあります。

精米日確認してますか~賞味期限より大切ですよ!

白米は精米してから日を追うごとに鮮度は落ちていきますから、精米日の新しいものを選ぶは鉄則です。それから、毎日じゃなくっていいから、短期間で食べきれる量づつ購入す るのもおいしい食べ方になります。玄米を買って、食べるごとに、家庭用精米器でついて食べると、毎回新米の味になります(水加減はくれぐれも少なめに)。

決して高いお米じゃなくっても、あなたのお口にあったお米は必ずありますから、いろいろ食べてこだわってみてください。